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  • 季節をとよほくカレンダー2026年(4月はじまり)

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    季節をとよほくカレンダー 2026年4月はじまり
    illustration: Yasuko Uemura

    2026年のカレンダーは、平城宮跡の1年をイメージして作りました。
    開いていない状態でA4サイズです。
    開くとA3になります。


    ●4・5月 楼郭で宴を楽しむ貴族たち
    2026年3月「第一次大極殿院東楼」が復元されました。『続日本紀』天平8年(736)に、聖武天皇が「南楼」で宴を催した記事があります。この「南楼」が東楼・西楼をさし、儀式(宴会等)が行われていた可能性があるという説があります。

    ●6・7月 七夕と星座
    古代日本には中国の天文学がもたらされており、思想、暦、占いなどに影響していました。日本で最初の七夕祭りは、持統天皇5年(691年)に行われた、七夕の宴(乞巧奠:きっこうでん)と言われています。イラスト内の天文図は、キトラ古墳内の絵画を参考に描きました。

    ●8・9月 平城京の東に昇る月
    2026年の中秋の名月は9月25日です。遣唐使として海を渡った阿倍仲麻呂は、唐の地で故郷を懐かしみ、「あまの原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」の歌を詠みました。なお、この「三笠の山」は若草山ではなく、御蓋山のことだと考えられています。

    ●10・11月 紅葉と正倉院宝物
    奈良の秋といえば、毎年奈良国立博物館で行われる正倉院展を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。紅葉をイメージした鮮やかな赤を背景に、正倉院を中央に配し、宝物、正倉院文様をちりばめました。

    ●12・1月 雪が降る平城宮
    雪のイメージがあまりない奈良ですが、天平18年(746)の正月には雪が多く降ったようで、橘諸兄が高位貴族を率いて元正太上天皇の御所の雪掃きの奉仕を行っています。『万葉集』にそのときの歌が五首収録されています。

    ●2・3月 梅花の咲く庭園での宴
    今では春の花見といえば桜が主流ですが、飛鳥・奈良時代のころは梅の花でした。現在、奈良市街地には「東院庭園」と「宮跡庭園」が復元されており、梅の花も植栽されています。どちらも無料で見学できます。

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